読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

まじめに食道楽

夫の食道楽に付き合う日々について綴ります

夫のこと、私のこと

ブログを始めたのは12月末。

子どもを産んだりしていて、なかなか更新できないでいますが、子育てしながらでも夫の食への要望は高く毎日の献立に頭を悩ませています。

日々夫の理想とする素材と味付けの調和を目指して指導を受けています。

 

夫の両親(特に義母)が自然食に対するこだわりがあり、その薫陶を受けた子どもたちのそれはさらに強力なものとなったようです。

 

私はといえば、母が食べることが大好きで、年の離れた姉たちもまた舌の越えた美食家であり、それなりに美味しいものに対する追求心というのは若干人より強い程度、といった感じでしょうか。

 

料理に関する知識は教えるともなく母のお手伝いをするうちに身についたもので、料理教室に通ったことはありません。
舌や食材の知識、調理方法など料理の基礎となる部分を母親により学ぶというのは大事なことだと感じます。

 

子どもがそろそろ離乳食の開始時期なのですが、このような家庭で育っていく我が子は食べることとどう向き合って行くのだろうかと不安に思います。

まずは、この世の中には美味しいものがたくさんあるんだよってところからスタートしたいと思っています。

猪ラードでハンドクリーム

猪の脂の使い道を調べていたところ、ハンドクリームに最適だとのこと。

肌荒れ、あかぎれによく効くのですって!!

アトピー持ちの私としては冬は乾燥で痒い痒いの季節。

作ってみようじゃないか、猪ラード。

 

どんだけ猪が好きなのかと(笑)

 

猪を取り扱ってる精肉店さんに聞いたら、捨てるものだからタダであげるよーとのことなので、ありがたく鍋一杯分いただきました。

 

 

【ラードを作ってみよう】

煮ていくときに脂が染み出しやすいよう細かく切っていきます。

この時点では臭みはほとんどありません。

肉が付いていたところは臭みが出そうなので取り除きました。

 

f:id:mocchi_rie:20150305151215j:plain

 

水を脂ひたひたに入れて煮込みます。

アクを丁寧に取り除きつつ様子を見ていますが、特に脂が浮いてきているようでもなく心配に・・・

f:id:mocchi_rie:20150305173024j:plain

 

と、約50分、水分が完全に飛びきったところ、揚げ物をしているような乾いたパチパチした音がしてきました。

ようやくにじみ出てきた脂で脂身が揚げられている感じです。

脂身がどんどん小さくなって香ばしい匂いが漂ってきます。

f:id:mocchi_rie:20150305151322j:plain

 

焦げないようにかき混ぜながら脂ができったところを見計らって漉して瓶に取り分けました。

鍋いっぱいの脂で300ml。かなりかさが減りました。

f:id:mocchi_rie:20150305173037j:plain

 

液体の状態ではきつね色をしています。

火を入れすぎて焦げたのかしら・・・と心配になりましたが、冷えたら乳白色になりました。

右は副産物の油かす。

f:id:mocchi_rie:20150305151432j:plain

 

思っていたよりも簡単に綺麗なラードが取れました。

使用感ですが、肌なじみがよく脂っぽさはありません。

すーっと肌に染みこんでいきます。

さらっとしているので保水力があるかどうかは微妙ですが、乳児をかかえたアトピーの私には安心して使えるのが一番です。

恐る恐る顔にも塗ってみましたが問題なさそうです。

 

ただ、トンカツを揚げたみたいな香ばしい匂いがするんですよ。

あと、犬猫が寄ってきます(笑)

 

酸化防止剤を入れていないので、空気に触れていると次第に酸化した脂の匂いがしてきます。

ハンドクリームとして使うのだったら、ローズマリーなどのハーブと煮こむか固まる前にアロマオイルを垂らすといいかもしれないですね。

 

【その他の使い道】

ハンドクリームとして使うにはかなりの量なので、ラードとしていろんなものに使っています。

チャーハンに使えば本格的な味になりますし、スープに溶かせばコクが出ます。

炒め脂としても使いやすいです。

コンフィに使ってもいいですね。

 

副産物の油かすは少々むつっこくてそれ自体が目立つものには使いにくいので、お好み焼きや焼きそばに混ぜてみたら味の深みが出てよかったです。

 

以上、猪三昧の冬はお仕舞い!!

イノシシ三昧

前回に引き続きイノシシ肉の話題。

 

友人に教えてもらった精肉店で冷凍していないイノシシ肉が手に入ると知り、この冬はイノシシ三昧となりました。

 【スペアリブ】 

スーパーの店頭で見るスペアリブってせいぜい10㎝程度ですよね。

当然ながら調理しやすいようにカットしてあるわけですが、このスペアリブは肋骨まるまま一本。

f:id:mocchi_rie:20150305151146j:plain

 

とりあえず、塩をして魚焼きグリルに突っ込んで焼きましたが、シンプルながらこれがまた絶品なのです。

骨をしゃぶって豪快に食べます。

骨ごと焼いている分、旨味が濃く感じるのでしょうか。

写真の通り、脂身がかなり分厚いのですが、魚焼きグリルで脂を落としながらこんがり焼くと、サクサクになって全然脂っこくないのです。

どの調理の仕方をしてもそうですが、イノシシの脂は豚肉や牛肉のそれとは別物です。

f:id:mocchi_rie:20150305151255j:plain



【猪骨スープ】

豚骨ならぬ猪骨スープ取るべく、骨って貰えますか?と聞いたところ、貰い手もないので廃棄するものだからとタダで分けていただきました。

 

最初にオーブンで表面を焼いています。

臭み取りの野菜などは特に入れず、 ひたすら煮込んでいきます。

さすがにケモノ臭というか、骨の臭いがたってきますが、スープ自体は綺麗なお味です。

f:id:mocchi_rie:20150305165619j:plain

 

骨を煮込んでいるところに、ついでとばかりにチャーシューを放り込みました。

一緒に煮込んで柔らかくなったところで、醤油と香味野菜で味を付けます。

上がロース、下がばら肉。

f:id:mocchi_rie:20150305151355j:plain

 

 

当然、出来上がったスープで試すのはラーメンですよね。

鰹出汁と鶏ガラスープに醤油で風味付けしたスープに、トッピングとしてイノシシのバラ肉で作ったチャーシューを乗せれば、それはもうラーメンです。 

その辺の小洒落たラーメン屋さんのものより美味しいかもしれない。

f:id:mocchi_rie:20150305151412j:plain

 

残りのスープはポトフなどに使って、後は冷凍に。

いまいち、豚(猪)骨スープの ラーメン以外の使い道がわかりませぬ…。

 

 

ということで、イノシシを喰い倒した冬でした。

私が住む県では2月末をもってイノシシの狩猟シーズンが終わりましたので、冷凍ものを大事に食べながら次の冬を楽しみに待つばかりです。

ところで、1月末に第一子が生まれたのですが、お腹にいるときから今に至るまで、猪パワーが注がれているためか、大変成長が目覚しいです。

イノシシ旨し

獣肉って美味しいですよね。
手に入りやすいものではイノシシが一番好きです。
イノシシは特に脂身に価値があると思っています。
甘みと香ばしさがあって脂なのに脂っこくなく、噛みしめるほどに味が出てきます。

最近はジビエが流行っているのもあって、高値で取引されていますよね。

イノシシって知人や親戚づてにもらうこともあるかと思いますが、多くの方は料理に困ってせいぜい鍋にするか焼き肉にするかだと思います。
我が家ではこの冬、いろんな料理にチャレンジしたので紹介します。

 

1.塊で焼く

シンプルに塩を馴染ませて、フライパンでじっくり焼きます。
焼き担当は夫です。
曰く「焼いて肉汁が肉にたまってぶわーっと膨らんできたら、焼いた時間と同じだけ休ませる。肉汁が回って落ち着いたら再び焼くの繰り返し」でジューシーに中がほどよくピンク色に仕上がるそうで。
脂身と一緒に口に含めば、しっとりとした肉汁と相まってなんとも言えない味わいがあります。

f:id:mocchi_rie:20150119161904j:plain

 

f:id:mocchi_rie:20150305151542j:plain

 

 

2.蒸し焼き

焼き目をつけてある程度火が入ったら、鍋ごとオーブンに入れて低温でじっくり蒸し焼きにします。
愛用のフランス製の鋳物琺瑯ストウブ君がいい働きをしてくれます。
じゃがいも、人参、カブ、玉ねぎなどから出てくる水分と肉汁が煮詰まってソースになってくれます。
肉汁が染み込んだ野菜はどれもこれも甲乙つけがたい美味しさです。

f:id:mocchi_rie:20150119163836j:plain

 

 

3.リエット

右手前がリエットです。(奥は鶏のレバーペースト

多めの脂と香味野菜と一緒に煮込んで、スパイスを加えてミキサーでペースト状にします。
コツはバターを最後に溶かして煮立たせないこと。
バターが酸化せず、よい香りのまま残ってくれます。
初日はスパイスと塩が立っていますが、日に日に馴染んで複合的な味わいになっていきます。
ワインのお供にパンやグリッシーニにつけて食べると絶品です。

f:id:mocchi_rie:20150119161738j:plain

 

4.シチュー(クリーム煮)

キャベツや白菜と一緒に煮込んで最後に牛乳(か生クリーム)を入れて仕上げます。
イノシシ自体が味を持っているので、塩とちょっとのにんにくで深い味が出ます。
こちらも最後にバターを溶かしこんで風味をつけます。
きちんと処理をされたイノシシ肉は臭みが少ないので、嫌厭しがちな淡い料理にも意外と合うのです。

f:id:mocchi_rie:20150119170317j:plain

 

5.燻製(ベーコン)

イノシシ肉が余ったり、持て余した時は燻製にします。
といっても、ソミュール液に漬けるだの手順にはこだわらず、塩のみの味付けでカセットコンロで燻製用の鍋を使ってなんちゃって簡易燻製ですけど。
ベーコンにしてしまえば、いつでも何にでも使えて便利です。

夫の食道楽につきあって

夫は食に対して大変なこだわりがあります。

こだわりというか執念です。

 

  1. 添加物、化学調味料は口にしません
    うっかり食べると、頭痛がしたり、吐き気に襲われるんだそうです。
  2. 野菜は自然栽培や有機栽培のもの
    週1回程度のペースで宅配してもらっています。
  3. 魚は天然
    天然の魚でもスーパーの魚は、鮮度を保つために薬液につけてあるそうで、その臭いが嫌だというので、信頼できる個人の魚屋さんで購入しています。
  4. 肉は鶏肉メイン

    宅配してもらう平飼い地鶏1羽分を1週間かけて食べます。

    普通に売られている和牛は脂が臭いんだそうで、ときどき完全放牧のジャージー牛が手に入る以外は基本牛肉は食べません。

    猪が好きなので冬はよく食卓にのぼります。

  5. その他、加工品MOA(エムオーエー)で購入
    宗教団体が経営している食料品店なのですが、自然食愛好家の方たちにはなじみがあるようですね。

夫がいわゆる自然食志向の方と違うのは、無添加無化調だの自然栽培・有機、天然だのにこだわるのは、「なんとなく身体にいいような気がするから」というのではなく、何よりも美味しさのためです。

まずいものは一切口にしたくないし、美味しいものに対する労力や金は惜しまないのです。

 

披露宴の際、親戚のおじさまに「ありゃぁえらい食道楽じゃのぅ。あんたの作る飯はちゃんと食うんか?えれぇ苦労するでぇ」と心配された我が家の食卓について綴ります。